Excelアドインの作り方


この記事でやること

VBAで作成したプログラムをアドインとして登録します。

作成例として、当記事ではメッセージボックスを表示するためのアドインボタンを作成します。

ボタン化することで直感的に機能を呼び出すことが出来ます。

 

作成手順

①Excelを起動し、任意の名前で「.xlsm」ファイルを作成する。

※当記事では「ExcelAddin.xlsm」というファイルを作成します。

 

②以下の通りシートを入力する。

セルB2:ツールバーの名前

セルC2:addin

セルC2の名前の定義:ツールバーの名前

※セルC2を選択して下図の赤枠に入力し、Enterで確定する。

 

③開発タブより、ActiveXコントロールのコマンドボタンを2つ追加する

※開発タブの表示方法はこちら

 

 

④ボタンの文言を編集する

右クリック → [コマンド ボタン オブジェクト] → [編集]

※開発タブのデザインモードが有効になっていること

 

以下のように定義してください

・ツールバー追加

・ツールバー削除

 

⑤ボタンの名前をそれぞれ定義する

ツールバーの追加:btnAddToolbar

ツールバーの削除:btnDelToolbar

※ボタンを選択して下図の赤枠に入力し、Enterで確定する。

 

⑥挿入タブよりワードアートを追加する(アドインのアイコン用)

 

「メ」という文字のワードアートにします

 

⑦挿入したワードアートの名前を定義する

名前の定義:CommandIcon001

※ワードアートを選択して下図の赤枠に入力し、Enterで確定する。

 

⑧開発タブより「Visual Basic」を押下する

 

⑨「ExcelAddin.xlsm」を右クリックし、[挿入] → [標準モジュール]を選択

 

以下のような構成になっていると思います

 

 

⑩3か所それぞれプログラムを定義する

・Sheet1 (Sheet1)

※17~21行目:アドイン化する機能やアイコンを定義しています。

※18行目:起動する機能(Module1のメソッド名)を定義

※19行目:アイコンホバー時のキャプション

※20行目:アイコンの名前を定義

 

・ThisWorkbook

※他のExcelを起動している際は、非表示・読み取り専用にするための制御用プログラムです。

自身のファイル(ExcelAddin.xlsm)だけExcel起動した際にブックを表示できるようにしています。

 

・Module1

アドインのアイコンを押下した際に実行するプログラムです。

 

⑪「ツールバー追加」ボタンを押下

※開発タブのデザインモードが無効になっていること

 

 

⑫アドインタブが表示され「メ」というアイコンが表示されていると思います

 

押下するとメッセージボックスが表示されます

 

アドインの作成方法は以上です。

必要に応じて、色々なアイコンや呼び出す機能を追加してください。

※以下のような感じで

 

作成したExcelファイルは、移動や削除すると機能を呼び出せなくなるので、特定の場所に保存しておいてください。

移動や削除してしまった場合は、「ツールバー削除」→「ツールバー追加」を行ってください。

 

最後まで呼んで頂きありがとうございました^^

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